地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(カーボン)をできるだけ減らすため、日常生活でやむを得ず排出される二酸化炭素について、削減活動に投資することなどにより排出分の埋め合わせ(オフセット)を行うという考え方。
イギリスをはじめとする欧州、アメリカ、オーストラリア等で積極的に取り組まれ、日本でも2008年頃から環境省の指針のもとで活動が広がりつつある。
家庭における1人あたり1年間の二酸化炭素排出量は約2,130kg
出典/温室効果ガスインベントリ「日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2011年度)」
自治体のカーボン・オフセットの事例
【南アルプス市】
ハウストマトの栽培においてCO2削減努力を行ったうえで、トマト1個あたりに5kgのクレジットを付与する「カーボン・オフセットトマト」の販売。
【横浜市】
2010年日本APEC横浜開催期間中の会議場と会議場周辺のホテルでの電力・ガス・地域熱供給・水道の使用に伴うCO2排出量を、京都メカニズムクレジット(CER)を用いてカーボン・オフセット。